はじめに

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この文章はABC記譜法について記述したもので、ABC2MTeXパッケージは必要とし ていない(あるいは、使えない)が、この表記法については興味があるという人々 のために作成された。ABC2MTeXのユーザーガイドから半自動的に作成されたもの なので、このパッケージへの言及が所々にある。特に、ABC2MTeXを使って曲を作 るためのガイドであるindex.texと、例題ファイルEnglish.abc, Strspys.abc, reels.abcについて言及している。 また、ABC譜をコンピューターのスピーカーを用いて演奏するためのプログラム パッケージ、playabcについても言及している。この文書は、次のanonymous FTP サイト celtic.stanford.edu/pub/tunes/abc2mtex/INTRO.txt、もしくはWWWの方 が良いなら、 http://celtic.stanford.edu/pub/tunes/abc2mtex/INTRO.htmlにおいて 入手可能なABC記譜法の入門書とあわせて読むのが最良であろう。

もしこの記譜法を単独で楽曲の記述に使おうとしているのであれば、後述するイ ンフォーメーションフィールドのほとんどは無視してよいだろう。本当に必要な のは、T(表題)、M(拍子)、K(調号)、それに場合によってはL(標準音符長)ぐら いであろう。しかし、ABC2MTeXパッケージのユーザが作成したABC譜を理解したいと希望 する人のために、筆者は、すべてのフィールドに関する記述をこの文書の中に含 めておいた。

最後に、この記譜法は、音楽に必要な諸記号を加えるために容易に拡張していく ことができる。提案があればなんでもメールしてほしい。

 Chris Walshaw
C.Walshaw@gre.ac.uk