音符長
拍子の設定により、標準音符長が一意に定まる。A-G, a-gの文字を単独で使った 場合はこの標準音符長の音符となる。たとえば、3/4拍子では標準音符長は八分音符であり、DEFと書けば3つの八分音符が生成される。 標準音符長を求めるには、拍子を表す分数を算術的に計算する。その値が0.75より小さい場合は十六分音符が、さもなければ八分音符が標準音符長となる。たとえば、2/4=0.5なので、標準音符長は十六分音符である。 4/4=1.0であり、6/8=0.75なので、どちらも標準音符 長は八分音符である。M:C、M:C|は標準音符長が八分音符である。
標準音符長以外の長さの音符は、音符を表す文字の後に倍率を表す数字をおくことで表現する。 したがって四分の二拍子の場合、AまたはA1は十六分音符、A2は八分音符、A3は付点八分音符、A4は四分音符、A6は付点四分音符、A7は複付点四分音符、A8は二分音符、A12は付点二分音符、A14は複付点二分音符、 A15は複複付点二分音符である。 一方、四分の三拍子ではAは八分音符、 A2は四分音符、A3は付点四分音符、A4は二分音符となる。
標準音符長よりも短い音符を表すには、分数表記を使う。四分の三拍子の場合、 A/2は十六分音符、A/4は三二分音符となる。 あるいはL:フィールドを使って標準 音符長を変更してもよい。また、brokenrhythmの場合、brokenrhythmマーカーを使ってもよい(後述)。A/はA/2の省略形である。