連符

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二連符は「(2ab」、三連符は「(3abc」、四連符は「(4abcd」などのように記述する。九連符まで記述できる。なお連符の意味は次のとおりである。

  • (2 三拍分の長さに二個の音符が入る。
  • (3 二拍分の長さに三個の音符が入る。
  • (4 三拍分の長さに四個の音符が入る。
  • (5 n拍分の長さに五個の音符が入る。
  • (6 二拍分の長さに六個の音符が入る。
  • (7 n拍分の長さに七個の音符が入る。
  • (8 三拍分の長さに八個の音符が入る。
  • (9 n拍分の長さに九個の音符が入る。

拍子が三拍子、六拍子、それらの複合拍子の場合(3/8, 6/8, 9/8, 3/4)、 nは3であり、その他の場合は、nは2である。

(p:q:rという書式で、もっと一般的な記述法も行える。これは、この記述の直後 に現れるr個の音符について、通常の音符のq/p分の長さを与える。qを省略した 場合は上記の法則に従ってqの値が決まる。rが省略された場合は、pと同じ値が 指定されたものとみなされる。たとえば、(3:2:2と(3::2は同じ意味になるし、 (3:2:3は(3:2あるいは(3:2さらには(3と書いても同じである。 このことは、たとえば(3:2:2G4c2とか(3:2:4G2A2Bcなど、異なる長さの音符を連 符に含める際に有用である。また、(3D2E2F2とか(3D3EF2などと単純に記述され るものをより明確に表現できる。pで指定した数字は連符の上に出力される。